ツネミばあばの生い立ち2

私が学校から帰ってきて、留守番をしていると、急に近所の人から

「お父さんが病院に運ばれたらか、すぐに行って!!」と言われます。

驚きながら兄と弟と一緒に、日赤に行くと、そこには父がいました。が、「手遅れだった・・・」と。昨日まであんなに元気だったのに。「なんで?」と泣き崩れました。こうして、一家の大黒柱だった大好きな父は、一瞬にして私達家族からいなくなってしまいました。

私はこの日、友達から借りた「若草物語」を読んでいたのですが、この日以降この本を見るのもできなくなりました。今でも若草物語と聞くだけで、この日を思い出します。

実は前日、父は仕事場の材木工場で作業中、材木がお腹に当たったのでした。大きな太い材木だったけど、父は「大丈夫」と言い、仕事を続け次の日も仕事場に行ったのです。でもどうも調子がおかしい・・・と言うことで、病院に運ばれたのですが、内臓破裂で手の施しようもなかったのでした。

あの時すぐに病院に行っていたら・・・何度悔やんでも悔やみきれません。その後、勤めていた材木工場からは、少しばかりのお見舞金をもらっただけ。今であれば労災からの給付があったでしょう。当時ももしかしたら、あったかもれませんが、雇い主も私達家族も無知だったから、そのままになってしましました。

父が亡くなった後は、一家の大黒柱は、一番上の兄になりました。一番上の兄は、定時制高校に通いながら昼間仕事をしてくれ私達の生活を見てくれました。母は、弟がまだ小さかったので、ずっと働きに出ることが出来ず、弟を連れて働きに行ける近所の工場と内職をしていました。

とまあ、私の貧乏な話を書き出すと、止まらなくなるので、この続きはまた追々書きたいと思いますが、何が言いたかったかと言うと、私の中にはお金のなかった子供時代の記憶が染みついていて、「何かあったら」とか「いつか使うかも」「もったいない」という発想ばかりです。

それは、大人になったから変わるものではなく、それは生け花にも私の大好きな手芸にも大いに影響を与えています。

お金を使ったら、誰でもキレイな花は生けられる。

お金を使わなくても、キレイな花を生けることこそ、生け花だ。

私はそう思っています。でも身近なお花を使うだけで、お花を飾るだけで、家の中は明るくなるものです。ですから、もっと気楽にみなさんに生け花に親しんでもらえると嬉しいなと思うのです。

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